十三夜

どうやら「十三夜」っていうのがあるらしい!?十五夜なら知っているのだけど・・・。どんな風に違うのかしら?秋に月見団子をもう1度食べられる日があるのか~・・・なんて、食欲全開のあなた!

どうせだったら、十三夜ってどのような夜なのかを知ってから、お団子食べましょうね(^^)

スポンサードリンク

十三夜とは?十五夜と何が違うの?

中秋の名月、十五夜って秋のイベントとしては有名で聞きなじみもありますね。それに続いて十三夜という夜があるのをご存知ですか?同じようにお月見をする夜なのですが・・・。

では、十五夜と十三夜って何が違うのでしょう?十三夜も知って、秋の名月の夜を更に深めてみましょう。

名月というと、陰暦8月15日の「十五夜」が一番有名ですが、日本では古来、もう一つ陰暦9月13日の「十三夜」もまた、美しい月として重んじていました。

十五夜に次いで美しいと言われているので、中秋の名月(十五夜)から約一ヶ月後に巡ってくる十三夜のお月見も昔から大切にしているんです。

十五夜は芋を供えるので「芋名月」。こちらは豆や栗を供えるので「豆名月」「栗名月」などと呼ばれます。呼び方の違いは収穫の時期の違いでしょうね。

この十三夜は「のちの月」「女名月」などと呼ばれ、十五夜の月だけ見て、十三夜の月は見ないのは「片見月」といい、良くないとされていました。

この「片見月」ですが、なぜ縁起が良くないと言われているかというと、江戸時代でのお話。遊里(いわゆる殿方がお遊びになるエリアですね)では、十五夜と十三夜の両方を祝い、片方しか見ない客は遊女に嫌われました。

なんでかって?二度目の通いを確実にするためです!!!客商売ですからね、リピーター確保したい訳ですよ。なので、十五夜には有力な客を誘うということなんです。

そうすれば相手はどうしても十三夜にも来なくちゃいけないでしょ(^^;?

と、いうわけで遊女の客引きで「十五夜だけお月見するなんて、よくないわ。だから、十三夜も一緒にお月見しましょうよ」という言葉に男性は鼻の下を伸ばして、十三夜も通っちゃうのであります。

「片見月」が良くないというのはここから由来されていると言われています。なんだよ、商売の売り文句か・・・。ってね、十三夜のロマンチックな言われはどこへやら。

でも、美しい月の夜に、美しい女の口車に乗っかってみるのもいいじゃないですか。昔から、女ってのは上手に男を動かすのね~・・・ナンテ。

十三夜の由来・・・実は日本固有のものでした

十三夜って、どうしてお供え物をしてお月見をするのかしら?これも十五夜と同じで中国から伝わったものなの?いやいや・・・違うんです。十三夜の始まりはこんなかんじでした。

由来には色々な説があって、実はあまりハッキリとした納得できる説はうやむやなんです(^^;

そもそも月を観賞して、宴で詩歌を詠むことが流行だったので、九月十三日にも観月の宴を行いましょう!という日本独自の十三夜の月見の始まりと言われています。

それも、ある年の九月十三日の夜、たまたま明月を楽しんでいた宇多天皇の発案で、この夜を「名月」と定めたそうです。

美しい月を眺めながら、詩の発表会をしましょう!というパーティーってことですね。十五夜に次いで美しい月が見られる十三夜がもってこいなわけです。

また、菅原の道真が九月十五夜に詠んだ詩が、誤って十三日と書いてしまったから・・・なんても言われています。

そして、こんな詩からも・・・

スポンサードリンク

「仲秋の月は、更科の里、姨捨山になぐさめかねて、なほあはれさの目にも離れずながら、長月十三夜になりぬ。今宵は、宇多の帝のはじめて詔をもて、世に名月と見はやし、後の月、あるは二夜の月などいふめる。」

なんだか難しいですが(^^;貞享五年(1688年)松尾芭蕉が書いた『芭蕉庵十三夜』より。

『清涼殿の南のつまにみかは水ながれいでたり。その前栽にささら河あり。延喜十九年九月十三日に賀せしめ給ふ。題に月にのりてささら水をもてあそぶ。詩歌心にまかす

ももしきの大宮ながら八十島をみる心地する秋の夜の月』

こちらは九月十三夜を詠んだ最古の和歌。醍醐天皇の延喜十九年(919年)のものです。九月十三日の日付がありますね。月見の宴とは書いていませんが、当時すでに十三夜を楽しむ風習があったと予想できます。

このように和歌の中に十三夜という言葉を見つけると、月見を楽しんでいる様子が分かりますよね?

なので、中国には全く関係ないのです。昔の漢詩にも十三夜という言葉は出てこないんですよ。おそらく十三夜は日本だけの風習なんだな~と伺えます。ま、ちゃんとした根拠は無いのですがね・・・。

十三夜のお供え物はどうすればいい?

十三夜のお供え物は、どんなものが正しいの?準備を整えて十三夜のお月見をグッと深く楽しみましょう。

まずは、「月見団子」ですよね。十五夜では収穫の祈り、そして十三夜ではその年の収穫に感謝をして、お米の粉で作ったのが月見団子の始まりです。

白くて丸い月見団子は、月が満ちる姿(満月)を表したもので、収穫だけではなく、物事の結実や健康、幸せを表しています。そう、満たされますように・・・といった感じでしょうか。

お月様と同じように丸い月見団子をお供えし、それを食べる事で、健康と幸せを得ることができると考えられているんですね。

ちなみに月見団子は十五夜には15個、十三夜には13個です。13個の並べ方は、一段目に9個(3×3)二段目に4個(2×2)という感じですよ。

そして、「ススキ」も必須。お月見のススキは、月の神様を招く依り代(よりしろ)として供えられます。依り代っていうのは、神様の霊が寄り付くものっていう意味です。なので、月の神様に降りてきて頂く・・・といったかんじでしょうか。

本来は、月の神様の依り代は「稲穂」なのですが、この時期には稲穂が無かったので、似たススキを供えるようになったと言われています。

そして、古くからススキには魔除けの力があると信じられていて、供えたススキを軒先に吊るすと、一年間病気をしないという言い伝えもあります。

お月見は収穫に感謝して、その時期に採れた野菜や果物なんかもお供え物として、出しているようですね。秋の味覚に感謝して、神様にありがとうってわけです。

まとめ

十五夜とは違う、十三夜という夜について、少しは理解が深まったでしょうか?

今年は十五夜だけではなく、十三夜も美しいお月見の日として、秋の夜空を楽しみたいですね。

スポンサードリンク
この記事が役に立ったら、是非応援クリックをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です