小さいときは何となく苦手だった干し柿も、年齢とともになんともおいしい味わいがお茶請けにも酒のつまみにも堪らないと気付きます。
でも、買うといいお値段するんですよねぇ・・・。かといって安いのは安心して食べられません。
それなら、今年は思い切って干し柿を自分で作ってみませんか?実は干し柿は、簡単に作れる栄養満点な保存食なのです。
そして沢山作ったら、いろいろな食べ方で干し柿をアレンジして冬中楽しんでみましょう!
基本の干し柿の作り方と適した時期
干し柿の作り方はとっても簡単です。その名の通り、渋柿を干します。
まずヘタを残してピーラーなどで皮をむき、柿がぶつからないように一本の紐に数個結び、風通しがよく雨の当たらない場所に吊るします。
外側が乾いて硬くなり、中身がしっとり柔らかくなれば完成です!
・・・簡単すぎますか?
ではさらにおいしくするコツもご紹介しますね。
柿の中身が少し柔らかくなって来たら三日に一度ほどモミモミしてあげてください。
こうすることで硬くなりすぎず、舌触りのいい干し柿になります。
そして食べごろは周りが白く粉を吹いて来た時がベストタイミングです。
一瞬カビ?と驚くかもしれませんが、おいしくなった合図ですから安心して食べてくださいね!
※但し、異臭がしたり変な味がしたら本当にかびている可能性があります!干す場所はよーく吟味しましょう!
干し柿の栄養効果はこんなに凄い!
昔は、柿が赤くなると医者が青くなると言ったそうです。最近ではあまり聞かない言葉かもしれませんが・・・
つまりは柿を食べれば医者いらず、ということですね。それほどまでに柿の栄養効果は高いようです。
食物繊維はもちろん、ミネラル、タンニン、カリウム、βカロチンなどが主な栄養素のようです。
干し柿は洋風に言えばドライフルーツですから、もちろん食べすぎはカロリー・糖分の過剰になりますが、毎日少しずつ食べることによりこんな健康効果が期待できます。
しかし注意したいのは、干し柿に含まれるタンニンもカリウムも血圧を下げる効果があるので、元々血圧の低い方は避けたほうがいいかもしれません。
干し柿も食べ方のアレンジ一つで長く楽しめる
干し柿はドライフルーツと考えると、様々なアレンジ方法が考えられます。
私としては一押ししたいのはクリームチーズに細かく刻んだ干し柿を混ぜてバケットに塗って食べるという物です。
休日のブランチがおしゃれになってしまう一品ですよね!
パウンドケーキに洋酒と合わせた生地にして大人な味にもなりますし、クッキー生地に入れればお子様も喜ぶ味になること間違いなし!
干し柿をブランデーに付け込めば、まさに大人のお酒の肴にもなります。
洋風だけではなく和菓子にもアレンジ可能です!
細かく刻んだ干し柿を白あんに混ぜ込んで、焼きまんじゅうにしたり大福にしたりするとこれがまたあんこの中に酸味が混ざり何とも言えない味わいになります。
変わり種でいえば、てんぷらにして食べるのも美味しいみたいです。干し柿をてんぷらにするのって少し勇気が要りますけど、食べ飽きてきた頃にはいいアレンジになりそうです。
まとめ
昔は各家庭の軒先にたくさんぶら下がっていた干し柿も、今ではその姿をとんと見なくなりました。今の子供たちにとっては全く馴染みがないので、逆に新鮮に家族で楽しめるというところも敢えて自分で干し柿を作るメリットの一つかもしれません。
栄養豊富な自家製干し柿で、今年の冬は家族みんな健康で医者いらずに過ごせるかもしれませんね!
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