春先に毎年流行するロタウイルスは、感染すると激しい胃腸炎の症状でしばらくはご飯も食べられないという結構つらい感染症です。
昔はなかった予防接種も、近年は乳児向けに任意接種で行われているようです。
そんなロタウイルスの予防接種はどのように受けて、どのぐらいの金額がかかるのでしょうか?そして大人は接種できないのでしょうか?
気になるロタウイルスのあれこれについて調べてみました。
ロタウイルスの予防接種は冬の間に受けよう!
ロタウイルスの予防接種は、接種できる期間が決まっています。
生後2か月からの乳児が、2〜3回に分けて予防接種するというようになっています。
夏から秋に生まれた赤ちゃんは年末は予防接種ラッシュになりますが、余裕があればロタウイルスの予防接種も受けておきましょう。
ですが、予防接種の種類が多すぎて予定をたてるの本当に大変ですよね!
予定を立ててその通りに行けばまだいいものの、冬の予防接種は病院で逆に病気をもらったりして、熱が出たから今回の予防接種は見送り・・・なんてやってたら全部の予防接種が終わらない!と叫びたくなります。
それでも親子で頑張って乗り切るしかありません。スケジュールがわからなくなったら、自分だけで考え込まずに自治体の保健師さんやかかりつけの病院で相談しましょう。
少しぐらいスケジュールがずれてしまっても、期間が過ぎてるから予防接種が受けられないってことはありません。
1か月ぐらいならずれても大丈夫!ということもありますから、赤ちゃんの体調と相談しつつ頑張りましょう。
ちなみに、ロタウイルスの予防接種には2種類あり、2回接種と3回接種のものがあります。
3回接種のものは5種類のウイルスに対応していて2回接種のものよりも幅広く対応していますが、だからと言って2回接種が劣っているというわけでもありません。
こちらも保健師さんや病院と相談の上、どちらを受けるか決めるといいでしょう。
困ったときにはひとりで解決しようとせず、専門家の意見を聞くとスムーズですよ♪
ロタウイルスの予防接種大人も受けられる?
乳児が受けられるロタウイルスの予防接種、大人は受けることができるのでしょうか?
答えはNOです。
ロタウイルスは、乳幼児がかかると重篤な症状を起こすことがあるためにワクチンを接種することが推奨されていますが、一般的な大人が感染しても重症化することはほとんどありません。
もちろん、個人の健康状態や体質にもよります。
ですが、ロタウイルスは感染するごとに抗体ができ、大人になると抵抗力も上がるのでたとえ感染しても普通の胃腸炎とあまり変わらない症状で終わってしまうのです。
注意したいのは、子供がロタウイルスに感染したことにより看病している大人たちです。
ロタウイルスは感染力がとても強いのですが、看病している間は多くのウイルスにさらされることになり、普通に感染するよりも強い症状が出てしまう場合があるのです。
家族にロタウイルスが出たら、家族みんなが感染してしまう可能性が高いという恐ろしい感染症です。
実際に我が家で起こった事態ですが・・・。
子供が幼稚園で感染→気づかず祖父母とふれあい中嘔吐→我が家も祖父母も全員ノックアウト
という恐ろしいことになり、1週間ほど3家族が寝込むという緊急事態になりました・・・・。
大人はかかっても屁でもない!というわけではないので、予防接種ができない分しっかりと感染予防に努めましょうね。
ロタウイルスの予防接種の金額や回数は?
肝心なのは、この予防接種は任意であるということです。
つまり、手出しの費用が必要ということ・・・。
B型肝炎の予防接種やおたふく、水疱瘡などは定期接種となり手出しはゼロになりましたが、ロタはまだ定期にならないようです。
上で説明したように、ロタの予防接種は2種類あります。どちらも接種間隔は4週おきです。
高いですよね。年末にこの金額の支出はかなりお財布に痛いですが、ロタウイルスに感染した後を考えるともっと痛いので仕方ないですよね。
3回接種を選んだ理由は、一度の予防接種でかかる金額が小さいので月の出費として抑えられる、5価のほうが効きそうという理由です。
金額はトータルするとどちらも変わらないので、予防接種の回数を減らしたいのならロタリックスがいいと思います。
まとめ
赤ちゃんが生まれてから目まぐるしく進む時の流れの中で、忙しくともしっかりと受けさせなくてはいけない予防接種は本当に大変ですよね。
赤ちゃんや家族が病気に苦しまないためにも、ちゃんとスケジュールを立ててきちんと予防接種して健康に過ごせるようにしましょう!
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