新しい時代に、新しいクリスマスがあります。時代を象徴するメッセージを鈴の音に乗せて・・・。
クラシックなナンバーを聞いて育ったアーティストが奏でる、新しいクリスマスソング。それを私はニュースタンダードと呼ばせて頂きます。
彼らのクリスマスへの想いもまた、時代を越えて大切なメッセージとして歌い継がれてゆくことでしょう。
All I want for christmas is you ~Mariah carey~
欲しい物はたくさんあっていい。だけど、欲張ってばかりじゃ本当に欲しい物が何か分からなくなっちゃうよ。今夜、本当に欲しい物は私の元へ届くかしら?
邦題は恋人達のクリスマス。原題とはちょっと意味が違ってしまいますが(^^;だけど、ピッタリだと思います。クリスマス待ち遠しくて、しょうがない感じ。
実はアメリカでは、このCD発売はされていないんです。それで、ここまでの定番になるってスゴイですよね。クリスマスシーズンに耳にしないことはありません。
ウキウキと楽しいリズムとメロディーに、マライア・キャリーの切実な歌声が見事にマッチ!
大好きな彼が私だけのものになりますように・・・。願いを叶えたいんだったら、他のことは何もなくなったっていい。
欲しい物は、お金があれば手に入るばかりじゃないよね。誰かの心が欲しくなったとき、それが叶う事を信じてクリスマスを首をなが~くして待っているんだわ♪
Last christmas ~WHAM!~
楽しいクリスマスだったはずが、時が経つと深い傷になっていることに気がつく。もう2度と同じ思いはしたくない。そんなクリスマスの想い出はありますか?失恋の歌です。ハッピーなクリスマスソングが多い中、切ないメロディーと甘い歌声が耳に残ります。ラストクリスマスは最後のクリスマスではなく去年のクリスマスなんですね。
ミュージックビデオは、ドラマ仕立てになっていて1人の女性をめぐる元カレと今カレをワム!のメンバーの2人がそれぞれ演じています。
時間に恋をするってよくありますよね。クリスマスっていう浮かれた時間と空間の中で芽生えた気持ち。
でも、一瞬で燃え上がった気持ちは儚く、1度の風で消えてしまう炎のよう。
恋の失敗は心に傷を作り、次の恋を遠ざけてしまうものよね。クリスマスは変わらず毎年やって来て、その音楽や街の様子などは切ない想いを甦らせてしまいます。
1度好きになった人は、忘れる事はできない。でもそれを重ねて本当を知ってゆくんですよね。
恋は終わった後もこんなに切ない。哀しいクリスマスの思い出が、次のクリスマスを輝かせるスパイスになりますように・・・。
Happy Xmas(War is over) ~John Lennon & Yoko Ono~
クリスマスのシーズンは、1年を振り返るとき。そして、これからを託す希望を語る日。どんな1年だったって、クリスマスの日は、みんなが幸せでありたいよね。1971年12月1日にリリースされた曲で、クリスマスの1ヶ月も前だということで時期外れと思われてチャートインはしませんでした。
曲の始まりにオノ・ヨーコがささやくキョーコという名前は、彼女の最初の夫との間に生まれた娘の名前だそうです。
誰にだって、クリスマスは素敵な日であって欲しい。平和と幸せを願い続けたジョンの想いが伝わってきますね。
イマジンという曲でもそうなんですが、1人1人が望めば、それが集まってとてもたくさんの願いになるわけで、みんなが争いを嫌だと思えば起こるはずがない。だから、みんなで幸せになろうよ。
というメッセージなんですね。
今年1年はどんな年だったかを振り返り、星に願いを・・・。新しい年に新しい幸せが訪れますように。誰にでも平等に幸せを願えるんだよ。
まとめ
時代が変われば、メッセージも変わってきます。悪い事ばかりじゃないはずだけれど、出来るだけ少ない方がいいよね。
クリスマスだからこそ、素直な気持ちで穏やかにメッセージを受け取る事が出来ます。そして、その美しい心で願う幸せは、きっとサンタさんにも届くはず。
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