恋に落ちれば、それを失う事もある。望まない胸の苦しみを、精一杯の言葉とメロディーに閉じ込めて・・・。
失恋を思い出す時に、そして、今まさに恋を失った時に涙と共にこんな曲たちと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
smoke gets in your eyes~Platters~
プラターズの胸が締め付けられるような失恋の歌。恋って終わった後もこんなに切ないのね・・・。
邦題は『煙が目にしみる』。なんだか題名だけ見ると色々勘違いしてしまいそうなんですよね。タバコの煙かな?とか。涙を誘う煙を起こす炎の正体が歌詞をなぞると分かりますよね。
恋に夢中になっている時って、その気持ちを失う事なんて全然考えないですよ。幸せの中、それがいつまでも続くって信じてる。友達に笑われようが、お構いなしでね。
その涙のひとつひとつに彼女の笑顔が見えそうです。恋の炎が消えた時、甘い香りが残る煙が目にしみる。
一生懸命に恋をした。そんな気持ちが切ないです。
I’ll never fall in again~Dionne Waraick~
大御所、ディオンヌ・ワーウィックからの一曲。実は、彼女はあのホイットニー・ヒューストンの伯母さんなんですよね。抜群の歌唱力で歌い上げる彼女の失恋とは・・・?
邦題は『恋よさようなら』強がりが余計に切なく聞こえる言葉ばかり。恋をしたっていいことないじゃない!だからもうしない!!
悲しい気持ちを文句を言うことでごまかしているのね。すっごく女っぽい(^^;ってこの曲を作ったのはバート・バカラック(男性)なんですが。この感性はまさに女性らしさ爆発な気がします。
男性が、女ってめんどくさ~っていうの、こういう所だったりするんじゃない?勝手な私の偏見ですが(^^;
強がって、意地を張りたい女心。でもね、恋をしない!!のは明日まで。気持ちは次の恋に向かっているじゃないか。これもまさに女性っぽい!?
最後にフッと笑顔がこぼれる、そんな一曲です。
The end of the world~Brenda Lee~
いかにも淋しい題名。穏やかなメロディーの中に、失恋を実感していく様子が、これまた切ないんです。
邦題は『世界の果てまで』です。たったひとつ恋を無くしただけで、色んなものが消えてしまうんだよな。そう、もうこの世の終わりみたいに。
でも、そんな自分は置き去りに、何も変わらないものばかり。失った恋と、いつか消えていってしまう想いに淋しさは募るばかり・・・。
そんなことは言ってられないよ、夜が明ければ朝が来る。ああ・・・ウソじゃないんだ。私は恋を失った。そうやって待ってはくれない時間と共に実感していくんですね。取り戻せない愛があることを。
誰かを真剣に好きになった事、いつか忘れてしまうんだろうな・・・ってそれも本当に切ないな。
まとめ
失恋って、リアルではこんなに美しいものばかりじゃないんだけれど、こんなにも胸が苦しくなるメロディーと歌詞に思わず共感してしまうのはなぜなんでしょう?
それは、きっと恋に胸を痛めた経験があるからなんでしょうね。恋を重ねて知ってゆく涙の味は、そんな簡単にはいなくなってくれないんです。
いつかの恋を思い出してみる時、この曲たちのように美しい思い出になっているといいな。
ちなみに、失恋の涙が枯れ果てたら、彼との思い出をお金に換えちゃうのもアリだよ。サッパリした気持ちで前に進めるかも(笑)
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