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サンバの起源から音楽スタイルの発展までを徹底解説!代表的な曲も添えて♪

音楽
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ブラジルといえば、サンバ!!名前は聞いた事があるけれど、派手で露出が多いキレイなおねぇちゃんが腰を振って踊ってるやつでしょ~?・・・間違ってないけど(^^;

音楽としてのサンバも、ブラジルの熱い風を感じる事ができるジャンルのひとつとして聞いて欲しいです♪

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サンバの起源

サンバ
サンバはブラジルの代表的な音楽のひとつ。アルゼンチンにもサンバ(zamba)というのがありますが、これは、全く違う物です。

元々ブラジルの音楽はアフリカ系黒人奴隷たちの間で歌われ、生活そのものをテーマにしたものでした。例えば人種差別や政治などへの批判が中心です。

1950年代~1960年代前半には、アメリカの音楽に影響を受けて若者たちを中心にリズムをよりシンプルにし、叙情的な歌詞をのせて歌う「サンバ・ボサノヴァ」が成立し、流行しました。

サンバは19世紀後半から20世紀始めに誕生したと言われています。様々なパーカッションによって演奏されるリズムが貴重となる激しい音楽。

起源はブラジル民族舞踊であり、アフリカ音楽の影響を強く影響を受けて生まれたと言われています。

サンバといえばカーニバル!と言っていいほど、カーニバルとは結びつきが強い音楽で、カーニバルでは人々がサンバに合わせて踊りながら街を行進。サンバとアフリカ音楽では、打楽器が欠かせないことが共通しています。

サンバの音楽スタイル

音楽スタイルは、19世紀の始めにはリオデジャネイロで存在をしていました。

奴隷制が廃止になった事で、ブラジル各地から仕事を求めて黒人たちがリオに集まり始めた事が最大のきかっけになったようです。そこで、アフリカ音楽が持ち込まれる事になりました。

しかし、本格的にサンバの文化がリオで発展するようになったのは、19世紀末のこと。そのころブラジルで売っていたポップスにはサンバはまだありませんでした。

それまでの音楽をヨーロッパなどからやってきた音楽などを加え、複雑でシンコペーションが効いたリズムで演奏する事で、それまでになかったポップなサンバが生まれました。

「サンバ」の言葉の由来はアフリカのアンゴラ(ポルトガル語公用語アフリカ諸国のこと。アフリカ最大のポルトガル語の入り口)で使われていた「semba(センバ)」が元になっていると思われます。ちなみに「semba」は「ダンスに誘う」っていう意味なんだって!

サンバの発展

1916年、歴史上初めてのサンバの曲として登録されているのが「ペロ・テレフォーニ」邦題は「電話にて」です。ひとつの音楽の誕生がここまで明確になっているのは珍しい事です。

ペロ・テレフォーニ

ただ、この曲の作者については明確ではありません。実際には毎日行われたジャムセッション(演奏家が集まって、くつろいだ雰囲気で自由に即興演奏すること)によって少しずつ完成されたもので、作者を特定することは無理だったと考えられます。

その後、1920年代に入るとレコード産業が発展をみせ、それまではカーニバル音楽としていたサンバはレコードとしてもヒットすることを重要視するようになってきます。

そのような変化の中で人々が口ずさめるメロディをもつポピュラーな音楽として成長していったのです。

誰もが聞いた事がある、サンバの代表的な曲

ブラジル音楽の中でも1番代表的なリズムをもつサンバ。アフリカ的な歌付きのダンスがリオの黒人街に移植され、カーニバル音楽になりました。コーラスとリズム音楽だけの演奏スタイルです。

そこで、みなさんに耳なじみのある曲をご紹介します。

「Mas que nada(マシュケナダ)」。ブラジルのシンガーソングライター「ジョルジ・ベン」作曲です。ブラジル国内で2ヶ月で10万枚を売り上げるヒットになりました。

1966年にセルジオ・メンデスの「sergio mendes& Brasil’66」に収録された女性コーラス入りのカバーが大ヒットし、この曲は世界的に有名になりました。

ボサノヴァの定番!と言われることの多い曲ですが、聴いてみれば思わず踊り出したくなるようなサンバのリズムです♪

「マシュケナダ」とは当時のサンパロのスラングで「まさか!」「なんてこったい!」「おい!どうした!?」といった意味です。

「オレの前を通るなんて、どうかしてるぜ。道をあけて!オレはサンバが踊りたいんだよ!あんたもどうだい?」なんて歌っています。イントロを聴けば「あぁ~知ってる~」と誰もが思うはず!

セルジオ・メンデス~マシュケナダ~

そしてもう1曲。「samba de jeneiro(サンバ・デ・ジャネイロ)」

1997年ドイツの(!?)バンドグループ「Belini」の楽曲です。ノリノリのダンスミュージックでドイツ国内だけでも500万枚以上の大ヒット!!こちらもイントロのあと、メインのメロディは勝手に身体はサンバのリズムを刻み始める(^o^)/♪こちらも聴いた事が無いって人は少ないんじゃないかな~?

Bellini~サンバ・デ・ジャネイロ〜

ちなみに「ジャネイロ」とはリオデジャネイロのことではなくて、ポルトガル語で「1月」という意味なので、タイトルを訳すと「1月のサンバ」となりますね。

ブラジルとはサンバとサッカーの2つの文化は切っても切れないものです。どちらの曲もサッカーの応援曲として日本でもとっても有名です。

まとめ

海外の音楽は、自分に馴染みがないと敬遠してしまいがちですが、どこかで耳にしているものばかりです。

思わずステップを踏みたくなるような熱いリズムに、身体を預けてみるのも気持ちが良いものですよ~。

ぜひコメントをどうぞ