お歳暮に贈る、贈られる定番の商品といえばハムですよね。
毎年ハムのお歳暮CMを見ると、もう年末か・・・と思えるほどに定番となっていますが、一体なぜなのでしょうか?気になりますよね。
更に、食べきれないハムの上手な食べ方や、食べ過ぎによる健康リスクについても調べてみました。
お歳暮といえばハム、なぜ!?どうしてそうなった?
昔、日本ではクリスマスやハロウィン、バレンタインなどは全く馴染みのないものでしたが、現在では本当に当たり前の行事と化しています。これは各会社による消費者へのアピールが成功したもの言えますよね。
お歳暮といえばハム、の印象を深く人々に与えたのも、ほかでもないハムの製造会社の巧みなコマーシャル戦略によるものだと推察されます。
お歳暮といえばハム、がまだ定着していなかった時代、贈られるものは塩漬けして日持ちのする食品が主流だったようです。新巻鮭であったり、塩ブリであったり、お正月のめでたい席で食べることができる、その時まで日持ちのする食品を贈るというのが一般的だったんですね。
その流れの中でお歳暮が現代化していくにつれ、塩漬けして加工した肉「ハム」という欧米の洒落た食品をデパートなどの一流店から贈るというのは、一種のステータスとなっていったのかもしれません。そして加工肉という高級品を贈るということは、最大限の感謝の気持ちを表すという意味でもあったのでしょう。
贈られる側としても、お正月のおせちに切って添えるだけというハムの存在はとても有り難かったという背景もありそうです。
具体的にお歳暮といえばハム、というのが決定的に定着したのは2000年頃のようです。やはりハムのテレビコマーシャルの影響が大きかったようですね。
お歳暮のハムが大量で食べ方に毎年困る・・・
年末年始、主婦の皆さん共通の悩みが食べても食べても余ってしまうハムの消費問題です。
最初のうちは喜んで食べてくれた子供たちも、そのまま切ったり焼いたりしただけではそのうち食べてくれなくなってしまうんですよね。
旦那さんのおつまみに・・・と、こちらも子供たちと同じ反応です。
ここからが主婦の腕の見せ所、お歳暮ハムのアレンジ料理で飽きずにおいしく食べてもらいましょう!
中華なら細切りして春雨やキュウリと和えるとGOOD!イタリアンならトマトとバジルに角切りしたハム、和風なら千切りしたハムとスライスしたサラダ玉ねぎ、シーザーサラダなら細かく切ったハムを少し焼いて焦げ目をつけてレタスに乗せる。サラダだけでもこれだけの応用ができます。なんせハムはそのままで丁度いい塩分がありますから、サラダにピッタリなんです。
トマトスープにもハムを投入して、サンドイッチと一緒に出せば栄養面でもバランスの取れた朝食となります。ちょっと優雅ですよね!
ピラフや炊き込みご飯なら、お好みの調味料と具材を適当に炊飯器に研いだお米と一緒に入れて、スイッチ一つでもう完成です。その際は、ハムの塩分を考えて、ほかの調味料の塩分を控える工夫をすると尚よし!です。
ハムを食べすぎると病気になるって本当?
近年発表された研究結果です。ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉は食べすぎると健康を害する恐れがあると発表されました。
循環器系の病気やがんのリスクが高まるようです。
考えてみれば、塩漬けされたお肉の塊ですから、腸内環境にもあまりよろしく無さそうな気はしますよね。
でもあまり過敏に反応しすぎるのもどうかな、と個人的には思います。どんなに健康に良いとされる食品であっても、なんでも摂りすぎは逆に健康を害する恐れがあるように、どんな食品でも適量を守ることが大切なのではないでしょうか。
毎年本当にいろんな食品がブームを巻き起こし、そしていろんな食品が悪とされています。ですが、最終的にどの情報を取捨選択するのかは自分が決めることです。
因みに、加工肉の一日当たりの適量は20グラムだそうです。
食べ過ぎないように気を付けたい方は、ハムをもらったら食べやすい大きさにカットし、小分けにして冷凍保存しておけば、食べたいときに適量をサッと使えるのでお勧めですよ。
まとめ
お歳暮のハムについてのあれこれ、いかがでしたか?
確かに、昔はお歳暮でハムが贈られると高級品!と感動したものですが、最近では当たり前すぎてちょっと困る場面もあったことかと思います。
今年はお歳暮のハムをあの手この手で調理して、ハムのおいしさを最大限に生かしてご家族で味わってみてくださいね!
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