木枯らしの吹く季節、哀愁漂う夕暮れに響き渡るあの声・・・「石焼き芋」。
聞いてしまったら駆け出さずにはいられない、焼き芋大好き!という方も多いのでは?
しかし最近、目新しい品種が多すぎて、結局どれが本当においしい焼き芋になるのかいまいちピンときませんよね。今回は最近話題の焼き芋の品種から、本当においしい焼き芋になる品種まで、様々なさつまいもについて調査しました!
本当に美味しいのは?焼き芋にされている品種を比較!
あなたが好きな焼き芋のテイストはどのようなものですか?一言に焼き芋と言っても、その品種によって特徴は様々、見た目はもちろん味も甘さも食感さえも変わってきます。
今ではスーパーでも色んな品種のものが売られていますし、その産地も全国各地のものが置かれていますよね。
つまり、品種や産地による特徴をしっかりと知っておけば、気軽に自分好みのサツマイモを買って、自宅で焼き芋にすることが可能なのです。チャレンジする前に、品種についての知識を深めておきましょう。
地域によって同じ金時でも細かく分かれています。徳島県の里娘、川越の紅赤、加賀野菜の五郎島金時などが甘みの強いホクホク系さつまいもです。
去年は五郎島金時がとても話題になりましたね!コンビニスイーツなどにもなっていましたが、焼き芋にすると甘みが強くとてもおいしいサツマイモです。
少し他のサツマイモより価格が高かいので中々手が出ないかもしれませんが、焼き芋屋さんで買うよりも自分で作れば安くできますから、お取り寄せして自宅で食べてみたいですよね。
最近だと有名になったのは安納芋がありますね。種子島の安納地区で作られている特別な芋ですが、最近ではスーパーでも多く見かけるようになりました。
九州の紅はるか、関東の紅まさりも蜜の多い、焼き芋にするととても甘くなる品種です。
蜜芋は当たり外れが多い品種なように感じます。芋を寝かしておくと甘味が強くなるとのことですが、温度を一定に保って保存しておくのは家庭では難しいので秋ごろに買うよりも冬に入ってから買ったほうが当たりのさつまいもを買える確率が上がりそうです。
代表格はパープルスィートロードです。産地は千葉県になります。さっぱりとしたホクホク系です。
家庭菜園でも作りやすい品種のようなので、来年は栽培からチャレンジしてみるのも楽しそうですね!
焼き芋にするとおいしさ倍増の品種はどれ?
千葉県で栽培されているシルクスィートは、2012年から販売され始めた今注目の新品種です。
ねっとり系とも一線を画している独特の滑らかな食感は、その名の通りまるでシルクのようです。
新品種とあって、まだ栽培している農家が少ないので貴重なさつまいもですが、もし運よく見かけることがあったら是非とも焼き芋にして食べてみたいですね。ネットでのお取り寄せもできるようです。
近頃話題の焼き芋はねっとり系品種!
昔ながらのホクホク系に飽きて来たら、話題のねっとり系品種にチャレンジしてみませんか?最初に紹介した安納芋を始め、最近では多くのねっとり系のサツマイモが出回っています。
その中でも私が群を抜いてお勧めしたいのが、紅天使です!
細かく言えば紅天使は品種名ではありません。有名なさつまいも専門卸問屋である「株式会社ポテトかいつか」が商標登録しているブランドさつまいもが紅天使です。紅天使は株式会社ポテトかいつかの、茨城県にある契約農家で栽培されている特別な紅はるかです。
この紅天使というブランド芋の特徴は群を抜く甘さ、そして歯の裏にまで張り付いてしまう程の究極のねっとり感です。
実は有名スーパーの焼き芋原料として使用されており、年中そのスーパーの焼き芋コーナーで購入することができます。
ですが!やっぱりおいしい焼き芋は出来立てあつあつを食べたいですよね!自宅で焼き芋をする醍醐味は正にそこにあります。このさつまいもは、焼き芋が大好きな方なら是非一度実際に味わってみて下さい。私は初めて食べた時衝撃を受け、大げさではなく焼き芋の概念を覆されました。
更にお勧めしたいのは、食べきれなかった紅天使を切り分けて干して、自家製干しイモにすることです。これは本当に美味しいです。
干しイモは買うよりも断然自家製が美味しいのです。
なぜなら、生乾き、半乾き、完干し、お好きな状態で食べることが出来るからです!完全に乾く前に全部無くなってしまう恐れもありますので注意してください。
まとめ
焼き芋に最適なさつまいもの品種、思っていたよりも沢山あったのではないでしょうか?さつまいもなんてどれも同じ!と思っていたあなたも、見た目も味も全く違う色々なさつまいもを焼き芋にして食べたくなったのでは?
インターネットでも様々な品種のさつまいもをお取り寄せできますので、全国各地の芋を集めて家族で利き焼き芋してみるのも面白いかもしれませんね!
ぜひコメントをどうぞ