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ポインセチアの育て方?赤くする方法や剪定と植え替え時期を知りたい!春夏の手入れも理解して葉につく白い虫を撃退!

ポインセチア 生活の知恵
この記事は約12分で読めます。

クリスマスが近づいてくると、お花屋さんにはポインセチアが並びますね(*^^*)

つい買ってしまう人も多いのではないでしょうか♪プレゼントとして贈られる場合もありますよね。

でもポインセチアを育てるには、意外と知っておくべきことがたくさんあるんです!

どんな知識が必要なのか、大切なポイントをお教えします♪

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ポインセチアは育て方で色が左右される!次の年もまた赤くするには?

ポインセチアは育て方で色が左右される!次の年もまた赤くするには?
クリスマスシーズンにポインセチアを買ったときや貰ったときは、葉(苞)が真っ赤でとてもキレイですよね(*^▽^*)

ちなみにポインセチアの花の部分は葉の奥にある小さな実。一見するとまるでお花みたいな赤い葉がかわいらしくて魅力的です♪

でもお手入れ次第では、次の年にきちんと赤くならないこともあるんです。

むしろ春先までに枯れてしまい「捨てるしかない」と判断する人も少なくありません。

本来はすくすくと成長できる植物なのに、知識不足で捨ててしまうのは哀しいですよね( >д<)

きちんと育てて毎年元気に色づいてくれたら、どんどん愛着もわいて大切な存在になってくれるはずです♪

理解しておきたいのは「季節ごとのお手入れ」が必要だということ。もともとメキシコ原産の植物なので、日本で育てるための心得は重要なのです。

ポインセチアにとって心地よい『温度』『水やり』『日照』『乾湿』『肥料』の条件があり、それさえ知ることができれば上手に生長させてあげられますヾ(* >∀<)ノ

まずはクリスマスシーズンに赤くするために、9月をスタート時期として考えてみましょう♪「もう過ぎてるよ〜!」という人も、来年以降の参考にしてくださいね(*・∀・)b

お花屋さんで売っているような「鮮やかな赤」にするために必要なのが“短日処理”です。これはポインセチアが「短日植物」だから。キレイな花を咲かせるために12時間以下の短い日照時間をキープする作業です。

短日処理をしなくても赤く変色する場合もありますが、決して鮮やかとはいえない色で終わってしまうんです・・・。

では短日処理とは具体的にどういうものなのかというと、9月に入ったら昼間の明るさと夜の暗さを完璧に区別させる作業。

17時〜朝8時の時間帯は家の物置きや暗い物陰などに移動し、段ボールなどをかぶせて完全に光りを遮断します。段ボールに隙間があるようなら、ガムテープ等でしっかりふさぎましょう。

朝8時以降は室内の日当りのいい場所に置きます。このとき暖房やクーラーが直接あたってしまうと乾燥しすぎて一日で葉が落ちてしまいますので要注意!

これをポインセチアが完全に色づくまで毎日つづけます。かかる日数はだいたい40日〜90日といわれています。

水やりのポイントは「与えすぎない」こと。ポインセチアが枯れたり弱ったりする原因の多くが「水のやりすぎ」なんです☆

だから土がしっかり乾いていることを確認してから、たっぷりの水を与えましょう。目安は3〜5日ごとなので、その前後で様子を見てくださいね(*^^*)

水やりの時間帯は朝、外が明るくなってからです。この『乾湿』のメリハリが大切♪また基本的に短日処理をしている間は肥料を与える必要はありません。

ポインセチアの鑑賞期はだいたい11月〜1月頃。この時期は日当りの良い室内に置き、土が乾燥したら水を与えます。冬場は水が冷たすぎるので、少しお湯を足してあげるとポインセチアにとって心地いい水温になります♪

ただ鑑賞期は全国的にひどく乾燥する時期でもあり、カラカラに乾き過ぎるのも問題です。葉は乾いてしおれているのに土は湿っているというときには、霧吹きで水をかけてあげてくださいね。

そして2週間に一回くらい液体肥料を与えましょう。
↓一般的な液体肥料「ハイポネックス」原液。水で薄めて使います♪

この“冬越し”気をつけたいのは室温です。昼間の窓辺は日当りがいいですが、夜になると一気に冷え込む場所となります。ポインセチアは熱帯花木なので、15℃以下の寒さにはめっぽう弱いのです☆

ですから夕方以降は窓から離れた棚の上に移動するなどの工夫をしてみてくださいね♪

1月中旬〜3月はほとんど生育せず、徐々に下葉が落ち始めます。この時期はポインセチアのお休み期間なので肥料は必要ありません(u_u*)

水を吸うペースものんびりになるので、鉢を持ち上げて乾いた土が落ちるようなら水を与えましょう。

春のポインセチアにすること♪剪定や植え替えのタイミングは?

寒さが落ち着く4月下旬頃、ポインセチアの下葉はほぼなくなります。そしてここからが、開花までの「生育期」となります。

この頃から昼間は外に置いて、たっぷり日光浴をさせてあげましょう♪風通しの良さも、元気に育つための大切な環境条件です。

ポインセチアは暑さにも弱いため、真夏になる前のこの時期に“剪定”と“植え替え”を行います。

まず剪定は全体の半分の長さ、もしくは下から2、3節を残す長さで切り落とします。
↓使いやすくて色もカワイイ剪定ばさみ♪

切ってしまうのは可哀想にも感じますが、見た目のバランスだけでなく元気な新芽が出てくるために、また全体にしっかり栄養が行き渡るためにも必要なのです・:*.+。

また剪定のときに気をつけてほしいのが、ポインセチアから出る白い乳液のような樹液。これに触れると皮膚炎を起こす場合や、口に入ると体調不良になる可能性もあります。

ご自身はもちろん、小さなお子さんやペットが触れてしまわないよう注意してくださいね。
↓持っていると安心の園芸用手袋♪

剪定すると「全然葉っぱがない!」という状態になるかもしれませんが、ちゃんと新しい葉が生えてくるので大丈夫ですよ♪

そして植え替えです。今までよりもひと回り大きな鉢と新しい土を用意します。
↓スタイリッシュな陶器鉢。大きさや形もいろいろあります(*・∀・)b

↓フォルムが愛らしいシンプルな鉢♪

土は基本的な配合の「赤玉土7:腐葉土3」の割合で混ぜたものを使用します。ポインセチアには小粒〜中粒タイプの赤玉土が適しています。
↓赤玉土(小粒)。

↓赤玉土(中粒)。
↓腐葉土も参考にしてください♪

これらを混ぜて新しい鉢の半分くらいまで入れます。それから剪定したポインセチアを古い鉢からそっと取り出し、根についている土を半分ほど落としてから新しい鉢に植え替えます。

ポイントは前よりも大きな鉢だからといって深く植えないことです。前の鉢のときと同じ高さになるよう調整してくださいね(*^^*)

植え替え後から7月までは、先ほどご紹介したような液体肥料を薄めて2週間に一回与えるか、もしくは緩効性固形肥料を月に一回与えるようにしましょう。

剪定と植え替えを無事に終えたら、あとはとにかく日当りと風通しの良さを心がけ、土の乾燥を確認しつつ朝の水やりをしてくださいね(*・∀・)b

ポインセチアの生育期♪夏の手入れで気をつけたいこととは?

7月頃から短日処理までの間は、特に「猛暑」に注意が必要です。

ポインセチアはこの時期の直射日光には弱く葉が傷んでしまいやすいので、半日陰に置くようにしましょう。

さらに猛暑によって新しい芽が出なくなる「芽とび」という症状もあります。そうなると元気な芽を育てるための剪定も無駄になってしまいます( >д<)

ですから暑さで弱ってしまわないよう、置き場所には気をつけてくださいね・:*.+。

また葉が黄色く変色し、明らかに「元気がない」と感じる状態は危険信号です☆

これは夏に限らず起こり得るのですが、原因は「水のやりすぎ」や「水不足」、「剪定不足」「日照不足」などさまざまあります。

先ほどもお話したように、ポインセチアが弱ってしまう原因の多くが「水」問題。土の乾燥を意識するあまり水やりのタイミングが遅れると、特に生育期はすぐに葉がしおれてしまいます。

それでもきちんとタイミングを見計らって水をあげているのに弱ってきているという場合には、受け皿に水が残っていないか確認してください。

水を与えるのは「たっぷり」でいいのですが、受け皿に残ったままだと『乾湿』のバランスが取れません。そうならないためにも、水をあげたら「受け皿の水は捨てる」という習慣をつけましょう♪

「剪定不足」が原因で起こる症状は、全体の葉に元気がなくなること。そのためしおれたり変色したりする場合もあるんです。

だから剪定のときには、思い切りの良さが大切です!

この他に気をつけたいのは“害虫問題”です☆ポインセチアにはどんな虫がつきやすいのか、そしてどう対処するべきかを考えていきましょう。

ポインセチアが襲われる!葉に寄ってくる白い虫の正体は?

ポインセチアが特に被害を受けやすい虫は『オンシツコナジラミ』です。

「最近、小さな白い虫をよく見かける」「葉の裏に白い虫がくっついている」という場合、それはたいていオンシツコナジラミ!!

ポインセチアを揺すると小さな白い虫が飛び回った場合、それはやはりオンシツコナジラミ!!

飛び回るのは成虫ですが、葉の裏には幼虫・タマゴ・繭・繭の抜け殻が付着します。放っておくと葉から養分を吸い取られ、さらに「すす病」という病気まで併発させられる危険があるんです( >д<)

オンシツコナジラミは繁殖スピードが早いので、見つけたらすぐに駆除!です!

薬剤を使用する場合
主に「ベストガード粒剤」「ベニカXスプレー」「アドマイヤー粒剤」などが有効です。

薬剤は市販されていますので、入手は簡単♪
↓ベストガード粒剤 200g

↓ベニカXスプレー 420ml
↓アドマイヤー粒剤 950g

こういうものは重量があって持ち運びが大変なので、ネット通販だと楽チンですよね(*^^*)

これらの薬剤から2〜3種類を併用するのがオススメ。オンシツコナジラミは適応力が高く、同じ薬剤だけをずーっと使っていると効き目がなくなってしまうんです!

オンシツコナジラミ!!

駆除はまず1週間おきに2回行い、その後は2週間おきに2回。薬剤を散布するときには風通しの良い場所を選び、ゴーグルやマスクなどでしっかり防護してくださいね。

薬剤を使用しない場合
薬剤を避けたい人は、石けん水を試してみてください♪

葉の裏に石けん水を散布して少し経つと、成虫はある程度減っていきます。これは石けん水で窒息するため。

ただしポインセチアも息ができない状態になりますので、散布してから30〜40分後には水で洗い流しましょう!

あとは「コナジラミは黄色に寄ってくる」の法則を利用し、黄色い粘着テープを周りに設置する方法。

↓吊るして使えるタイプ♪

薬剤を使用しないので、人間にも他の贖物にも影響がなくていいですよね(*・∀・)b

ただ・・・

実は薬剤を使っても、あまり改善されないことがあります。

飛び回らなくなったと思ったら、いつの間にか復活しているのは、薬剤が「幼虫」や「タマゴ」に効きにくいから・・・オンシツコナジラミ・・・。

繁殖スピードが早いため、成虫を駆除できても、すでに生まれていた幼虫が成長してしまうんですね。

ですからオンシツコナジラミの駆除作業は、根気の良さが求められます。

予防策としては、剪定・植え替え後にあらかじめ粒剤などを施肥したり、開花前に薬剤を散布したりするなど、やはり薬の使用となります。

あとは効果てきめんとまではいきませんが、水やりのときに葉の裏に水をかけると、ある程度の羽化を防げるようです。

害虫との戦いは避けられそうにありませんが、大発生を防ぐことで、キレイで立派なポインセチアを開花させることができるんです・:*.+。

ぜひポインセチアを育てる際の参考にしてください(*^^*)

まとめ

ポインセチアを日本で育てるには、いろいろな配慮が必要なんですね。

でも、これだけ手をかけてあげるのですから、開花を迎えるときは感動も大きいはずヾ(* >∀<)ノ

今年も来年も、クリスマスには素敵なポインセチアが咲きますように♪

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