毎年空気が乾燥すると、あちこちでバチバチと静電気が来てしまうので嫌になってしまいますよね。
特に車の乗り降りや、買い物でお釣りを受け取るときなどに不意打ちでバチッと来られるとちょっとイライラしてしまいます。
数年前から静電気除去グッズが世間に浸透しているという感じはありますが、本当に効果はあるのでしょうか?効果があるとしたらどのような原理で静電気を除去しているのか気になりますよね。
今回は、そんな謎だらけの静電気除去グッズについて調べてみました。
静電気除去グッズは本当に効果があるのか
静電気除去グッズの効果を知るためには、なぜ静電気が起こるのかを知る必要があります。
私たちは、静電気は乾燥によって起こりやすいということを身をもって体験していますが、静電気は主に摩擦によって発生するものです。
そのために、空気が乾燥していたり、肌が乾燥していたりすると摩擦係数が上がることで静電気が起こりやすくなってしまうのです。
詳しく説明すると、人間の体は常に電気を帯びている状態なのですが、普段はプラスとマイナスの電子が互いにバランスをとった状態で存在しています。
ところが、摩擦によってプラス電子の周りにくっついていたマイナス電子が剥がれてしまい、慌てたプラス電子が空気中に浮遊するマイナス電子を引き寄せようとします。
そして再びプラス電子とマイナス電子が結合した瞬間に電気を発生させる、これが静電気の正体です。
難しいのでこう覚えましょう。周囲に反対され引き離された恋仲の男女が、再び出会って恋に落ちる瞬間に電気が走る、これが静電気です。
肝心の静電気除去グッズの効果については、完全に静電気を除去することはほぼ無理なようです。
但し、乾燥肌などで静電気が起こりやすい人は、発生する静電気を軽減する効果が期待できるので持っておいて損はないと思います。
グッズの種類によっても効果のほどが変わるようで、ブレスレットなどの身に着けるタイプのものよりも、キーホルダーなどを触って放電するタイプのもののほうが効果が高いようです。
静電気除去グッズの原理とは
静電気のメカニズムが判明したところで、肝心の静電気除去グッズの原理も覚えておきましょう。
一番効果が高いといわれているキーホルダータイプのものの場合ですと、体に帯びたプラス電子を強制的に放出することで静電気を抑えます。
体にプラス電子を帯びる→キーホルダーの放電部分を触り放電させる→その状態のままキーホルダーでドアノブなどを触る。
このことによって、体に残るプラス電子を放電させ、さらに肌で直接ドアノブなどを触らないことによって静電気を防ぐことができるというわけです。
ここで注意したいのが、使用方法を間違えると静電気除去にならないという点です。
静電気除去キーホルダーを触って一度手から離し、直接手でものを触ってはいけません。あくまでもキーホルダーを持ったままものに触ります。この一点だけ注意しましょう。
一番手軽に使える、静電気除去のブレスレットについてですが、こちらはキーホルダーのように強制的に放電するものではありません。
ブレスレットに加工されている電気を通しやすい素材が、体にたまった電気を空気中に自然と放出するということで静電気を除去しているのです。
その為、効果は少し弱いんですね。
静電気除去グッズは100均で揃えられます!
そんな嫌な静電気を防いでくれるグッズも100均で揃えることができます。
大抵車のグッズコーナーにあるようです。
車を触るときには季節を問わずに静電気が来るということと、セルフのガソリンスタンドでの引火事故防止のためのようです。
100均で売られているグッズは、主にキーホルダーやブレスレット、かけるだけで静電気を抑えることができるスプレーなんかもあるようです。
今度100均のお店へ行ったらちょっとコーナーを覗いてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
今回はちょっと難しい静電気のメカニズムについてでしたが、勉強になりましたでしょうか?
静電気除去しっかりとしたいならキーホルダー、そんなに気にならないけど嫌だなぁというかたはブレスレットを、静電気を抑えるスプレーは車に乗せておくといいかもしれませんね。
静電気除去で、ストレスフリーの冬にしたいですね!
ぜひコメントをどうぞ