冬は乾燥や寒さで体調を崩しがちですが、毎日の食生活の中でも健康を保つために出来ることがあります。
風邪のひき始めには生姜がいい!なんてこともよく聞きますが、それは何故なのでしょうか?
冬の健康の強い味方、生姜の驚くべき効果と、その利用方法についてご紹介します♪
何故生姜は風邪に効く?その理由は
風邪をひいたら生姜を食べて暖かくしてれば治る!とは昔から言われていますが、その理由は?と聞かれて答えられる人は少ないでしょう。
生の生姜に含まれ、独特の辛みとなるジンゲロールには殺菌作用があり、のどの炎症を和らげるという効果があります。
また、風邪で弱った胃腸も元気にし吐き気も抑えてくれるので、食欲不振の解消にも一役買ってくれます。
そして、このジンゲロールに熱を加えるとショウガオールという成分に変化します。
ショウガオールは体を温めることに長けている成分なので、寒気がするときは生姜を加熱して食べるのが正解、ということになります。
どちらの成分にしても、免疫力を向上し、血行を促進するという効果があるので、風邪のひきはじめだけではなく、冬の間は毎日でも食べたい食品ですね。
生姜で冬でも健康的に美しく!
生姜は一時期、ダイエット効果の高い食品としてメディアで取り上げられ、蒸し生姜や乾燥生姜などを一生懸命作っていたという方も多いかもしれませんね。
今も続けている人がいるとするなら、それは大正解です。
しょうがに含まれる成分ジンゲロンは、代謝を促進し、脂肪を燃焼させるという効果があります。
このジンゲロンは、生姜に熱を加えることによって作られるので、生の生姜からは摂取できません。
血液の循環もよくする効果があり、血管を広げてくれるので、毛細血管も広がることで体の隅々まで暖かくなり、冷え性の改善も期待できます。
ジンゲロンによって代謝が促進されると、基礎代謝が上がり痩せやすく太りにくい体づくりをサポートしてくれるだけではなく、お肌にもうれしい効果が期待できます。
お肌のシミやそばかすは、お肌が代謝され生まれ変わるスピードを速くしてあげると薄くなっていくことが分かっています。
夏の日焼けを早く何とかしたいなら、お肌の新陳代謝をよくすることが大切です。
プラス、ビタミンcを一緒に摂るとさらに美白効果が期待できます。
おすすめは、摩り下ろしたしょうがを少し煮て、はちみつとレモン汁を少量加えたドリンクです。
寝る前に飲むと、寝ている間に脂肪燃焼もしてくれるのだとか。
生姜で手作り漢方!簡単乾姜の作り方♪
漢方では、生の生姜と乾燥させた乾姜は、症状によって使い分けるそうです。
生の生姜は風邪のひき始めに効果があるとされ、乾姜は熱が出て寒気がひどいときなどに使うといいと言われています。
そんな漢方の乾姜ですが、自宅で簡単に作ることができます。
スーパーで好きなだけ生姜を買ってきて、洗って皮をむいたら薄くスライスして天日干しにするだけです。
カラカラに乾いたら出来上がり!
こうして出来上がった乾姜はおなかの冷えをとると言われており、風邪だけではなく妊活中の方にもいいそうです。
乾姜を食べるときは、すり鉢で粉末状にしておけばコーヒーや紅茶などの飲み物に入れても簡単に使えますし、お料理にもさっと使えます。
私が好きなのは、粉末にした乾姜をミルクティーに入れる方法です。あっという間にチャイ風ドリンクの出来上がりです♪
そして保存法ですが、湿気が入らないように気を付けて、瓶で保存しておくのがいいでしょう。
常温で放置するよりも、冷蔵庫に入れていたほうが乾燥状態を保てます。
まとめ
独特の辛味で子供にはあまり人気のない生姜ですが、大人の女性にとっては健康面だけではなく美容のためにも取り入れたい食材だということが分かりましたね。
生でも、加熱しても、乾燥させても体にいい生姜を使って、冬でも健康的に過ごしたいですね!
ぜひコメントをどうぞ