春になるとうつになる、、、。それは、あなただけではないんですよ!そんな風に悩んでいらっしゃる方はとても多いのです。
今回は春のうつのメカニズムと改善策をご紹介致します。辛い症状で悩まれているあなたに少しでもお役に立てますように。
春のうつとは?
春になると鬱っぽくなる人が多いようです。季節性うつとも呼ばれます。うつ病には大きく分けて心因性うつと内因性うつというものがあり、季節によってうつになるのは「内因性うつ」に分類されます。多くは冬、春にかけてうつになる人が多いと言われています。
うつ病とは不安や焦燥、抑うつ気分、精神活動の低下、不眠症、食欲低下などを特徴とする精神疾患です。うつ病は気分障害の一種です。春になると多くの人がなると言われる、5月病も季節性うつの一種と言われています。
新学期になり、大きな環境の変化が起こる春に5月病になる人たちを根性がないなどと言われてしまう時代も長くあったようですが、近年では「根性論」では解決しない脳内物質・ホルモンバランス・自律神経の乱れなどの影響であることが分かっています。
春のうつの原因は?
うつの原因は2つあり、外面からの影響と内面からの影響があると言われています。
外面の影響とはとは、環境や対人関係などで、内面の影響とは、身体的な問題でホルモンバランスなどです。特に春に憂鬱になる原因としては、春の満ち溢れてくるエネルギーに心身がうまく対応できず、「気」という体内のエネルギーの巡りが悪くなるからとも言われています。
入学や進級、転校、入社や転居など大きな環境の変化「引っ越しうつ」に加え、春先から始まる「花粉症」などの体調不良が重なることも原因。中には、春の匂いがしてくるだけでうつになる人も多いようです。
春の寒暖差や忙しさに自律神経が翻弄されてうつになることが分かっているようです。
改善策
気の巡りをよくする
季節の変わり目は体内のエネルギーである気を多く使っていることを意識し、気を磨り減らさないように心がけましょう。
休息時間を普段より多く取り、自分で自分のことを責めて落ち込むことをしないように心がけましょう。この時期は自分をいたわる期間です。
規則正しい生活をする
生活リズムを整えましょう。
起床時間と睡眠時間をできるだけ一定にすることから始めてみましょう。うつには「休息」が大切ですが、適度な「負荷」も必要になってきます。無理なく体を動かす習慣を取り入れてみましょう。
朝日を浴びると心のバランスを整える作用のある伝達物質である「セロトニン」が分泌されます。朝日を浴びましょう。
食生活
コーヒー、カカオ、魚に含まれるドコサヘキサエン酸はうつに良い効果があることが分かっています。食事療法も取り入れてみましょう。
また、気分の晴れる、ミントティーやジャスミンティー、柑橘類の茶葉を取り入れてみることもオススメです。
あまりに症状がひどい時
過度の睡眠や、過食、日常生活にひどく影響する症状でお悩みの時は、ぜひ一度診察してもらいましょう!
精神科、精神神経科、一部の心療内科、メンタルヘルス科、メンタルクリニック、また内科でも受診できます。
早めに治療することで、深刻にならずに済む場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?うつは自分の気持ちだけじゃ改善できない難しい病気です。ですが、深刻に思い悩まず、少し気持ちを楽に持ってみてはいかがでしょう。
普段頑張っている人こそ深刻に思い悩んでしまいがちだそうです。まずは、できるところから改善策を取り入れて、この辛い春うつを乗り越えてくださいませ!
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