自分には関係ないと思っていた花粉症、、、。今年初めてなってしまって辛い方もいらっしゃいますよね?
この記事では花粉症の種類からアレルギー検査、対策まで網羅しました。
辛い花粉症に負けないで!読んでくださるあなたにお役に立てればと思います!
春の花粉はどんなものがあるの?
春はスギ花粉以外にヒノキやハンノキなどの花粉もあり注意が必要です。
春の花粉で代表的なのはスギ花粉です。
スギ花粉は九州では2月上旬から、関東では2月下旬から、東北では3月から飛散が始まり、5月まで続きます。
スギ花粉症の7割がヒノキ花粉症を併発します。
ヒノキ花粉は3~5月に飛散。ヒノキ花粉症の人は同時にスギ花粉症でもあり厄介なところです。ハンノキの仲間は花粉を、スギより早く、ヒノキより長く飛散し口腔アレルギー症候群(OAS)の感作アレルゲンとしても注意が必要な花粉です。
ハンノキとはブナ科、カバノキ科に属する樹木です。ハンノキが属するブナ目は多くの種があり、ハンノキとその仲間は身近な公園や山地など日本各地に生育し。1月~6月に花粉を飛散させます。
その他、北海道で代表的なのはシラカバ花粉です。飛散時期は4~6月です。ハンノキ花粉症とシラカバ花粉症に共通するのは、食物アレルギーです。
花粉症には合併症がある!?
花粉の種類によっては口腔アレルギー症候群(OAS)を併発することがあります。
口腔アレルギー症候群(OAS)とは、花粉症の人に合併する疾患です。
花粉症をもっている人が、野菜や果物を食べて口・喉・唇のかゆみやピリピリ感などのアレルギー症状を起こすことがあります。このことを口腔アレルギー症候群(OAS)といい、花粉と食物に存在する共通のアレルゲンによる食物アレルギーの一種です。
花粉症のアレルギー検査は何がわかる?どこで?いくら?
どんな花粉が原因でアレルギー症状が起きるのかを調べる検査としては、以下の検査が主なものです。
血液中から特定の花粉(抗原、アレルゲン)に対する抗体(lgE抗体)を調べる抗原抗体反応
この花粉症の血液検査で調べられるものは、血液中の免疫グロブリン、リンパ球サブセット、抗核抗体、IgEなどです。
これらにより、たんぱく質の量を調べられたり、花粉症の原因ともなる抗原体を特定できます。
このアレルギー検査では花粉へのアレルギーだけでなくハウスダストや動物アレルギー、食品に対するアレルギーまで調べられます。また、たくさんの事柄を検査できると言って、多くの量の採血をするわけでもありません。一度の血液検査で、12種類のアレルゲンがわかります。
費用は病院によって異なりますが、3000円から6000円です。一般的には耳鼻科で検査できます。その他、内科、小児科、皮膚科でもできます。
・皮膚に直接垂らしてアレルギー反応を見る皮内テストやスクラッチテスト
・鼻汁検査
1.アレルギー体質かどうか
2.特異的IgE抗体を持っているか
3.アレルゲンは何か
4.身体の機能(運動の限界や肺活量)はどれくらいか
5.血中濃度はどれくらいか
アレルギー検査って意味があるのかしら?
アレルギー検査をしたからといって病気や症状がよくなるわけではないことを踏まえておくといいでしょう。
じゃあ、やっても意味がないの?と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。上記に書いた5つの項目がわかりますので、意味はあると言えるでしょう。
では、どういった場合に医者が患者に検査を勧めるのか?気になりますよね。
医師が患者にアレルギー検査を勧める時
- 自分はアレルギー体質だと思い込んでいて何に対してアレルギーなのか心配な時
- 今の病気が体の中から来ているような気がして不安な時
- 医者の有無を言わせず、患者がとにかく検査を希望している時
- 内服薬が長期にわたり、その副作用の有無をチェックする時
- 明らかに具合が悪そうで身体の中を一度チェックしておいたほうがいいかな、と思う時
だそうですよ!心配なら、とりあえず検査をしてみてもいいかもしれませんね。
また病院によっては、アレルギー検査を行った上で、花粉症やアレルギー対策に注射(ヒスタグロビン注射、ノイロトロピン注射など)を実施している病院もあります。
また、最近ではスギ花粉症に対する舌下免疫療法シダトレン舌下免疫療法を導入している病院も多いようです。
最後に!今すぐできる花粉症対策!
花粉症で悩んでいる方にすぐにでもできる対策をご紹介します。
外出時
- マスクやメガネ、スカーフなどを着用し、目や鼻への花粉の侵入を防ぎましょう
- 花粉の付着しやすいウールなどの衣類の着用は避けましょう
- 晴れた日、風の強い日は外出を控えましょう
帰宅時
- 玄関に入る前に、衣類についた花粉を払い落としましょう
- 洗顔、手洗い、うがいを必ずしましょう
室内で
- 外に干していた洗濯物などは、付着した花粉をはらいおとしてから取り込みましょう
- 花粉の飛散量の多い日には、花粉の侵入を防ぐためドアや窓は締めましょう
- 十分な睡眠
- 喫煙や飲酒は控えましょう
まとめ
いかがでしたか?花粉症は早めの対策をすることで防げる場合があります。花粉症に悩まされている方で心配に思われている方は、この機会に検査をするかどうか一度ご検討してみてはいかがでしょうか?少しでも症状が軽減されますように!
ぜひコメントをどうぞ