節分の季節になると、大々的に宣伝している恵方巻き。今年の方角に向かって、太巻きにかぶりつき、無言で黙々と食べましょう・・・なんて、なんだかその光景は自然じゃないですよね(^^;
そんな太巻きの食べ方あるかい!!って思ってしまうのは私だけでしょうか?
そんなシュールに食する恵方巻き。もちろん面白いからそういった食べ方をしているわけではないんです。
恵方巻きは黙って食え!?
食事って、みんなでおしゃべりしながらワイワイ食べるのが楽しいし、美味しいですよね。
黙って食べましょうって、どうしてなのかな?と疑問に思う人も多いのではないでしょうか?
節分は季節の行事。1年を通して季節のイベントは、必ず意味があるものです。
その中での恵方巻きは、どのような意図があって黙って食べよう!なのでしょう。
恵方巻きは、幸運がその年の方角から、巻き寿司の中を通ってその人の口から身体の中に入ってくると言われています。
巻き寿司を切ってしまったり、口を離してしまうと、せっかくの幸運が逃げちゃう(><)
そして、恵方巻きの具材は縁起の良いものを使っていて(七福神にちなんで、7種類使うのだとか)福を巻き込むという意味を持っています。
なので、その福も逃げていってしまうと考えられているんですね。
無言参りなどがあるように、無言という行動に神事の意味を持たせているのでは?とも言われています。
ほら、神社などでお願いごとをするときって、一般的に無言でしょ?
願いを込めている最中にしゃべってしまうと、雑念が入ってしまって、言葉と一緒に運気が逃げてしまうんです。
叶えたい想いは、真剣に真っすぐに神様にお願いしましょうってことですね。おしゃべりで、気を他に持っていかれないように、心から願いましょうというわけです。
ちなみにカットしたほうが食べやすく味わいやすい太巻きですが、恵方巻きはNG!
巻き寿司を切らないで食べるのに縁を切らないという意味があるからです。
人と人との繋がり、自然や神様との繋がりを大切にしている文化がある日本ならではの考え方ですね。
豆まきと恵方巻き、節分での行事の順番などに決まりはあるの?
節分には、1日に2つの行事があります。豆まきと恵方巻きですね。
豆まきは大きな声で「鬼は外!!福は内!!」とにぎやかですが、恵方巻きは黙々と完食するという対照的。
どちらを先にやったほうが良いって決まりはあるのでしょうか?
一般的には、豆まきは夕暮れ時、恵方巻きは晩ご飯の時と言われているようです。
だけど、特にこれっていう決まりは無いみたい。恵方巻きはボリュームあるから晩ご飯にしよう・・・って感覚でよいのかしらね?
由来にも特に共通点はなく、豆まきは中国から伝わり、恵方巻きは日本の大阪が発祥です。
豆まきや恵方巻きは、それぞれ単体で季節のイベントの行為として受け入れた方が良さそうですね(^^;
まとめ
豆まきと同じように、近年では全国で節分の行事として広まっている恵方巻き。
信じるも信じないも気持ち次第ですが、昔から伝わる言い伝えや縁起にあやかるのも大切なことではないかなと思います。
それぞれの想いを胸に、1年を穏やかに過ごせるよう、出来るだけ古くから信じられていたやり方で、季節の行事を楽しみたいですね。
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