~中古住宅購入の実体験から学んだシリーズ~
これから住宅の購入を考えているあなた、住宅を買う時には家そのものはもちろんですが、その近辺にはどんな人が住んでいるのか?ということも気を付けておかなくてはいけません。
意外とハマったら怖いのがご近所トラブルですから、なるべくスマートな近所づきあいを目指すなら押さえておきたいポイントがいくつかあります。
今回は、中古住宅を買う時に気をつけたいご近所づきあいと、最初が肝心!引っ越しの挨拶についてお話したいと思います。
中古戸建てを購入後の近所付き合いをどうする?
木造の中古住宅を買う時の注意点おさらい!築30年の木造中古に価値はある!?の記事でも注意点として挙げましたが、気に入ったお家が見つかったらその家に住んだ場合、どのような学校に子供が通うことになるのか等の居住環境は要チェック項目です。
近所づきあいに焦点を当ててさらにチェックしたいのはこの辺り。
② 住んでいる人たちの年齢層
③ 周辺住民の庭先
④ 隣や向かい、裏のお家との距離
⑤ 購入予定の住宅の上下水道などが人の敷地を通っていないか
まず①と②ですが、新興住宅地だと、意外に新しい住人に厳しい場合があるということを覚えておきましょう。特に周辺が建売住宅だった場合、皆同じく新築時に引っ越してきているため、若い世代同士で結構近所づきあいが濃密だったりするんです。
しかし昔ながらの住宅地だと、すでに周辺はお年寄りか、同じように中古住宅を購入した若い世代が多かったりします。
お年寄りの多い住宅地では若い人手を欲していることが多く、割とすんなりコミュニティに溶け込めるんですね。また、昔ながらの住宅地は立地が良いんです。
学校、公共施設、公共交通網、スーパーなど利用しやすい環境が整っている昔ながらの住宅地、私はおすすめします。
③について、周辺住民の庭の手入れ具合をなぜチェックしておきたいのかですが、庭をいじる余裕=心の余裕だと個人的に考えています。
心と金銭に余裕がない人は、庭の手入れまでできません。すなわち庭の手入れをしているお家が多いということは、心が豊かな住民が多いと言い換えることができると思います。
心にゆとりがあれば近所トラブルも避けたいという精神的な余裕もできるだろうということで、庭が草ボーボーだったり擁壁がボロボロだったり、庭先にゴミを積んでいるお宅が多いような地域はあまりおすすめできません。
そして④と⑤、これに気を付けるとご近所との境界トラブルを避けることができます。
中古住宅を仲介する不動産業者によっては敷地問題をしっかり解決してから売買するところもありますが、逆にトラブルをそのままにして売ってしまう不動産業者もあります。
境界トラブルはご近所トラブルの中でも根強くややこしい問題です。できればこのような問題がないことが明確な中古住宅を購入してください。
引っ越しの挨拶粗品に相場はある?
周辺環境のリサーチも終了し、実際に住宅を購入した後は、円滑な近所づきあいの為にしっかり引っ越しの挨拶をしておきましょう。
引っ越しの挨拶の粗品はお菓子、洗剤、タオルが一般的です。
私は引っ越し前の地域で作られているお菓子を粗品に選びました。
これは引っ越し挨拶の時や、その後の世間話で会話の幅が広がるようにと考えた結果です。
これなら人見知りで会話が苦手という方でも、上手に会話を進めることができるのでおすすめですよ!
粗品にかける金額については、一軒当たり1,000~3,000円ぐらいが相場のようです。
大体2,000円ぐらいの菓子折りにしておけば、貧相になることもないですし高級すぎることもなくてちょうど良さそうですね。
引っ越しの挨拶はどこまでするの?
引っ越しの挨拶をするのは向こう三軒両隣といいますが、より広い範囲に挨拶をしてもかまいません。
そして忘れてはいけないのが町内会長への挨拶です。
町内会に入るつもりはない!という方も増えてきているようですが、ゴミステーションなどは町内会に入らないと使用できないところも多いです。
そして子供がいる方は特に、町内会に入っておくと町内会行事から子供につながりができて学校でも友達を作りやすくなります。
町内会費も月500円ほどのところが多いでしょうし、行事の面倒さよりはメリットの方が多いと思うので、個人的には町内会へ入会することをおすすめします。
まとめ
ご近所トラブルは、一度起こすと後々の人生を左右するほど大きな問題となることも稀ではありません。
訴訟や警察沙汰にまで発展することもありますから、中古住宅を購入するときには周辺環境と住民の性格についてできるだけリサーチしておきましょう。
ぜひコメントをどうぞ