暖かい季節になると、生モノが腐りやすくなっていきます。生鮮食品を食べる際は、鮮度に充分注意しましょう。
と言うのも、実は先日私自身が食中毒になってしまったんですね。。。
原因として考えられるのは、スーパーで10%割引のお買い得商品として陳列されていたマグロの刺し身を食べた以外に考えられません。
そこで今回は、刺し身の食中毒、つまり、「あたった」時の症状とその原因、また治療時に食べても良い食事について解説します。
もしあなたが似た症状になっているとしたら、刺し身で食中毒になった可能性が高いので、すぐにかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。
刺身で食中毒になり下痢が止まらない・・・
具体的に何が起きたかと言うと、マグロの刺し身を食べた2~3時間後に、激しい腹痛と発熱に襲われました。
まずは胃が締め付けられるような痛みに襲われました。
数分経過すると、少しずつ痛みが腸に移動し、下痢が止まらなくなりました。
定期的に激しい痛みが襲い、そのたびに腸が締め付けられるように痛みます。まっすぐ歩けないほど痛く、お腹をかがめてうずくまる以外に何もできません。
もしあなたも同じような症状になっているとしたら、刺し身に「あたった」、つまり刺し身の食中毒になってしまった可能性が非常に高いです。すぐにお医者さんのところに行きましょう。
親切な病院でしたら、点滴を打ってくれます。大抵の場合は電解質や水分の補給で症状が落ち着きます。
その後、検診を受けてお薬を出してもらうようにしましょう。
刺し身で食中毒になる原因は?
そもそも刺し身で食中毒になるというのは、どういうことなのでしょうか?
一般的に、魚介類で食中毒になり発熱や嘔吐、下痢になるのは腸炎ビブリオが原因とされてきましたが、近年では腸炎ビブリオによる食中毒は激減しているとのことです。
では何が原因だったのか?
それが、「クドア」という寄生虫のようです。
クドアは、生鮮マグロを食べた人が、食後比較的短い時間内に強烈な嘔吐や下痢、37度~38度の発熱をもたらす最近として注目されています。
厚生労働省によると、2011年より新型食中毒として認定されたという実績があるそうです。
クドア寄生実態調査によると、日本産メジロマグロの約70%、日本産クロマグロの約10%が汚染されたというデータもあるそうです。
天然のヒラメや別の魚にも寄生しているとのことですが、マグロ以外はクアドが発生しない対策がある程度施されているようですが、マグロだけは厚生労働省からクアド汚染の認定が下りていないため、野放し状態になっているそうです。
ただ、クアドは冷凍されると毒性を失うとのことなので、冷凍されたマグロであれば、食中毒になる可能性は著しく低下するとのことです。
また、他には温度管理が非常に大切になるようですね。
限りなく冷凍に近い状態でマグロを保存し、スーパーの生鮮食品売り場で充分に冷やされた状態で販売されていれば、食中毒になる可能性はある程度抑えられるとのことです。
ですから、あなたがいつも通っているスーパーのお刺身コーナーがあまり冷たくなかったり、血が滲んでしまうなど鮮度が落ちている場合は、食べるのは控えるようにした方がよさそうです。
あとは、免疫力ですね。仕事で疲れが重なっていたり、寝不足が続いたり、ストレスが溜まると免疫力が大きく低下します。
そんな時に敢えてマグロのお刺身を食べることはせず、加熱処理や冷凍処理された食材を食べるようにすると、食中毒になる確率が大幅に下がるでしょう。
一度「あたって」苦労された方は、次回からは是非この事を意識されるようにして下さい。
食中毒の治療にはどんな食事をすればいい?
食中毒になり、下痢になると脱水症状を起こします。また、栄養も全て排出してしまいますので何らかの形で補給しなければなりません。
しかし、食中毒になったら1~3日程度は胃腸に負担の無い食事をしなければいけません。お医者さんにもそのように指導されるはずです。
そうは言っても、何も食べずにはいられませんよね?そこで、実際に私が食中毒の治療中に食べても問題無かったものをピックアップしてご案内します。
是非、参考になさって下さい。
※あくまでも個人的な見解に基づくものですので、自己責任でお願い致します。
おかゆ
下痢になると脱水症状になっているので、水分補給が大切です。おかゆでしたら胃腸に負担をかけることもありませんし、大量の水分を含んでいるため、是非食べて頂きたいですね。
梅干し
おかゆを食べる際に添える食材としてはもちろん、梅干しには解毒作用があるとのことで、ウィルスに対抗することができると期待してバクバク食べちゃいました(笑)
ポカリスエット
身近なコンビニなどですぐに購入できるという意味で、電解質を含んだ飲料水の中では非常にオススメです。脱水症状や栄養不足を補ってくれます。
経口補水液
ポカリスエットよりも体液に近い電解液なので、もしドラッグストア等で売っているようでしたら、ポカリスエットよりも経口補水液をオススメします。
ウィダーインゼリー
ゼリーは胃腸に負担をかけない食べ物ですし、ウィダーインゼリーでしたら身体に必要なミネラルや鉄分、ビタミン、エネルギーを効率的に摂取することができるので、オススメです。
茶碗蒸し/カステラ
異色の組み合わせに思われるかもしれませんが、卵を使った料理で油を使用しないで調理されたものですので、卵の栄養価が胃腸に負担の無い形で摂取できるためオススメですね。
まとめ
食中毒になると、胃腸の痛みが激しく本当にツライです。また、下痢や嘔吐が続くと脱水症状になって栄養価が失われます。
しっかりと栄養価を摂取し、一日も早く回復するように頑張りましょう。
また、食中毒になる原因を知り、今後二度と食中毒にならないよう気をつけましょう。
もしあなたが食中毒で苦しんでいる最中でしたら、本記事を参考にして頂き、一刻も早く回復されるよう頑張って下さいね。
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