Tシャツのように、ジャプジャブと洗えないニット・セーター。毎回クリーニングに持っていくとコストもかかるし、好きな時にすぐに手元に無いのはサミシイな・・・。
自宅で洗うのはなんだか難しそうだけど、失敗しないで自分で洗濯できるの?
そんな疑問をお持ちでしたら、ぜひ試してみて下さい!
自宅で出来るニット・セーターの洗濯方法の紹介です。
セーター・ニットの洗濯方法
ニット類は、下着などの洗濯物と一緒に洗濯機で回せばキレイになった~というワケにはいきません。繊細なセーター類を自宅で洗濯して失敗のない方法を教えちゃいます。
洗濯機編
自宅の洗濯機でニットを洗う場合の注意点です。まずは、コース選択は「ドライコース」。洗剤は「おしゃれ着用の中性洗剤」を選びましょう。
準備ができましたらニットを裏返して畳みます(裏返すことで毛玉が出るのを防ぐため)。そして、洗濯ネットに崩れないように入れて下さい。
ドライコースの場合、ウールなどの素材はお湯を使うと縮んでしまう可能性があるので(^^;
冬でも水を使うべし!
それでも袖やえりの部分は伸びてしまいやすいです。そんな時の裏技は後ほど!!
手洗い編
汚れが気になる部分は、おしゃれ着洗剤の原液をつけて、軽くポンポンっとたたきます。オケなどに水を入れて、おしゃれ着洗剤を溶かします。*塩素、アルカリ系の洗剤はNGです!使用前に確認してね。
洗いたいニットを優しくそ~っと容器の中に入れて、底に押し付けたり持ち上げたりして下さい。大体40回くらいの往復で大丈夫です。
袖口やえりは、手のひらで握るような作業を何度か繰り返しましょう。
終わりましたら、手前からクルクルっと丸めて軽く絞ります。そして、オケに水を入れて同じ要領ですすぎを2回。
ここまでの作業をしましたら、洗濯機で軽く脱水をして下さい(30秒くらい)。
取り出したら、台の上で編み目を整え、平干しで日陰に置きましょう。
それでも縮んでしまった時の裏技
丁寧にやったつもりなのに・・・縮んじゃったよ~。・・・と泣き寝入りをする前に、この裏技、試してみて下さいね♪
トリートメントを水で薄めて、そこに服を入れます。そして、縮んでしまった場所、もしくは全体を伸ばして「濡れている状態」でアイロンをかけます。
編み目が残っているならば、スチームアイロンをあてても伸びますよ。
この際、アイロンは服にダイレクトではなくて、少し離した状態で当てて下さい。無事に元の形に元通りです(ホッッ♪)
セーター・ニットの正しい干し方
しっかり汚れを落としても、干し方を間違えてしまうと形が崩れてしまうのがニット・セーターの難しいところ(><)
お気に入りの状態をキープするために、干し方も工夫が必要です。
平干し
この干し方が一番伸びないし、形が崩れません。バスルームや部屋、ベランダなど、ニットを平に置ける場所を探してください。
それでもなかなか、セーターを広げる場所が確保できない・・・そんなときは「ピンチハンガー」を活用!
洗濯バサミがたくさんぶら下がっていて、折り畳める形の物です。このピンチハンガーの上の部分を広げて、平干しができますよ。場所も取らず、キレイに広げた状態を保つ事が出来ます。
例えば、こんなかわいいピンチハンガーも最近は人気ですよ。
それから「つっぱり棒」も、2本あれば棚の出来上がりです。「洗濯カゴ」も、ひっくり返せば箱のような形になるので、そこにセーターを広げる事が出来ますよね。「お風呂のフタ」なんかも有効。
とにかく、広げて平に置ける場所!を確保することです。
なぜ平干しがベストかって言うと、脱水直後のセーターをハンガーなどで吊るすと、水分の重みで伸びてしまうのです。
「平干し専用ネット」という便利グッズもあるので、そちらも使ってみてはいかがでしょうか?
なるべく元の形、大きさに近い形で干すのがベスト!洗う前に採寸をしておいて、その大きさに整えて平干しにすると良いでしょう。
物干し竿に干す
物干し竿に、セーターを二つ折りにして、袖を垂らさないように掛けて下さい。
袖を垂らしてしまうと、水分の重さでヨレて伸びてしまうので注意。
ハンガー
ハンガーを使ってセーターを干したい場合は、2本使って袖を持ち上げるように干しましょう。ワキの下の部分が乾きにくいので、意識して空間を開けるように干して下さい。
その他、気をつける事
日光による黄ばみや色あせを防ぐために「陰干し」をすること。
そして、ニット・セーターの洗濯でシルク・レーヨン・キュプラ・アセテートなどの混紡製品はちょっと待って!!
水によってシミが出来やすいので、扱いが難しい素材なんです。これは・・・素人には手に負えない(><)素直にクリーニングに出したほうが良いでしょう。
その他、お気に入りで、自宅での洗濯に失敗をしたくないセーターは、プロに任せた方が安心ですね
まとめ
他の洗濯物に比べると、洗い方や干し方に少し手間がかかってしまいますが、着るたびに洗わないセーターは、丁寧に洗濯してあげたいですね。
お気に入りの状態で、冬を何度も一緒に過ごせるように、そして寒さから身体を温かく包んでくれる感謝の気持ちも込めて、私たちも優しく接してあげましょう。
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