中高生のお子様を持つお父さんやお母さんは、そろそろ夏休みだし、子供達を連れて帰省計画等考える頃ではないでしょうか?学校もない子供たちは、毎日遊びに行く子供もいれば家でだらだら。。。なんてしていると「勉強も少しはしなさい!」なんて怒る親御さんも多いですよね。
そうです。勉強の一つや二つ確かにしなければならないのです。つまり、子供たちは学校から自由研究という名の課題が出ていますよね。でも、ここは子供も悩むところなので、お父さんやお母さんにきっと、研究課題について質問があるはずです。そんな時にそっと、子供の力添えをしてあげましょう♪
夏休みの自由研究で多くの中学生が漠然と悩むテーマ
ここが、一番最初の登竜門的な悩みどころのテーマ決め。多くの子供たちが苦戦していますので、お父さんやお母さんの助けが少しいるかもしれません。
賢い子供は、インターネットでネタ探しを黙々と始めているかもしれませんが、アドバイザーとなってあげるべくポイントをお伝えします。
中学生が学ぶべき自由研究の物理の知識とは?
物理学とは簡単に言えば力学です。
物へ力を加えることにより、その物体の加速度がどう変化するかを観測することが大切です。ただし、加速度の大きさは物質の質量(重さ)も関係してくるので、難しい実験等は中学の段階ではまだそこまで問われていないので、実験方法は多種多様にあります。
物体の運動、仕事とエネルギー、エネルギー保存の法則等を勉強しながら実験をおこなっていくと、子供の興味も切らさずに良い自由研究ができるでしょう。
中学生が学ぶべき自由研究の化学の知識とは?
化学では多くの物質を取り扱い、その物質の性質変化や化学反応を学ぶことがとても大切です。
中学では実験室が準備されている事も多く、光の性質(日光、鏡)、空気及び水の性質(圧力)、金属、水及び空気の性質(体積、温度)、電気の働き(モーター、光電池)等さまざまなことを実験・観測することができます。
ここで苦戦するのはやはり、化学反応式でしょう。現在はインターネットやアプリの普及で勉強も大変しやすい環境だと思いますので、そこからヒントを得るのも1つの良い方法ですね。
以下に参考となる化学反応式の作り方や覚え方の掲載例をご紹介しますので、もう忘れてしまったよ!と言うお父さんやお母さんはこれを見て少し思い出してみてください^^
中学生が学ぶべき自由研究の生物の知識とは?
生物の分野においては、植物の発芽、成長、結実及びその条件、魚や人の発生と成長などなど・・・その多くは、実際に観察しながら生物と人や環境との関わりを考察していくようなテーマが人気ですね。
理科の中では、自由研究というテーマにおいては最も題材にしやすいカテゴリーであると言えるかもしれません。
中学生が学ぶべき自由研究の地学の知識とは?
地学は、地球の事から始まり、太陽活動、恒星の性質と進化、銀河系の宇宙と地球との関係等、まだまだ多くの謎な部分も多いものなので、将来的に色々な可能性を秘めた分野です。
こういった研究材料を糧に将来を考えられるようになるので、お子さんにお薦めしやすい分野の一つです。
各実験・自由研究の取り組み方の紹介
さて次に、それぞれの実験や研究等を自由研究のテーマとして推し進めていく際の取り組み方を知りましょう。
それぞれのメリットやデメリットを抑えておく事も大切ですし、何より、それぞれに仮説を立ててデータをとりながら、予測どおりの成果が出たのかを実際のデータに基づいて客観的に考えることができるかどうかがとても大事です。
以下にお薦めの研究をカテゴリー別に紹介します。テーマ別に関連のHPを見つけましたので参考にしてみてくださいね。
物理の実験/研究
虹のでき方や虹発生の仕組み等から勉強できますね。
コマは回転しながらなぜ立っているのかを考察しその見えない力を知るというもの。中高生くらいの方なら一度は遊んだ事もある物での実験です。
化学の実験/研究
化学物質ってよく言われているものには多くも種類があるのでそのうちの一つを研究するのも手です。
こちらは簡単な用意で実験を行う事ができますが、必ず実施する場合は親御さんと行って下さい。(着火作業がある為)
生物の実験/研究
デパート等で売っているのでお子さんが虫の観察など興味がある場合はうってつけです。
お庭に生えた雑草手入れをしたいけど、どんな種類があるのかなんてのも良いでしょう。
地学の実験/研究
地震がどのようなメカニズムで発生し大地に影響するのかを調べるのもお薦め。
※もしクリックしても開かない場合は「右クリック」して「リンクを新しいタブで開く」をお試しください
月は皆既月食や満ち欠け等観察対象としてはうってつけです。天体望遠鏡などがお家にある人はお薦めですのでこちらに詳細説明があります。
実験についての注意点
危険な研究等は勿論ですが、化学の実験に関しては素人では危険な実験も多く存在している為、くれぐれもお子さんにも注意喚起をしておきましょう。
又、生物に関しては観察していた植物が枯れたり、生き物が死んでしまう事もあります。そんなときは、どうしてそういった失敗をしたのかをしっかり調べさせて、原因と反省点や今後はどうすればいいのかまでを纏めると生きた研究になります。
それぞれ喚起して、子供がインターネット等の内容を丸写しするようなレポートを作成するような事にならないように、保護者のお父さんやお母さんは自由研究の進捗など進み具合は尋ねてあげましょう。
研究してわかった事を人に伝える楽しみを今の子供にももっと知ってもらうべきだと私も思うので、是非これはお願いしたいところです。
自由研究の起源について
ちなみに、自由研究っていつから日本に根付いたかご存知ですか?
実は、自由研究は大正時代から存在していました。
当時から大切とされていたのは、目的意識を持って研究することの大切さです。これは、今も親にとっては教育上とても大切なことですよね。
自由研究の学習活動で最も大事なことは、本人がどのように試行錯誤を繰り返しながら取り組んだのか?というこの一点です。
結果や成果も大切ですが、子供がどれだけ時間をかけて取り組んだか、というところを親としては一番大切にしてあげるようにしてくださいね。
まとめ
あなたが親御さんでしたら経験があるかもしれませんが、そもそも自由研究なんてなんでしなきゃならないんだーと中高生くらいの年頃なら思ってしまうものですよね。
自由研究について、ある方が下記のように仰っています。
このように、自由研究は、社会に適応するスキルを持つ為の勉強なので、自由研究で高い意識づけを行うキッカケになるように願うばかりです。
今回の記事を参考に、是非穏やかにお子さんの成長を見守ってあげて下さいね。
ぜひコメントをどうぞ